おいしい聞き方編


 

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ROCKにもおいしい聴き方、楽しみ方の攻略がある。こっそり見た方がいいかもしれません

 

難しいこと抜きにどこがかっこよくて何が病みつきになるのか?すり合わせをしてみよう。ひょっとしたらROCKばかりでなく音楽のおいしい味わい方を再発見できるかもしれません。

ギターやドラム、ボーカルやハーモニーなどちょっと聞くポイントに気をつけ、それが発見できれば理解が深まることもあります。そしてテレビCMなどで使われる曲におおっ〜!と思ったり、王様の直訳ROCKに感心したり笑えたり、人生に深みや目標を見つけることを出来ると思います。こういったことは能の活性化にもいいのではないでしょうか。

最近の曲を聴けば、誰の影響を受けたかまで分かっちゃうこともあります。あえてそれをパロったり、オレはこの人の影響を受けたぞ!というメッセージを無言で出しているようなアルバムもあります。

またROCKパラダイスはオーディオや楽器にこだわる説明もありますが、自分の興味あるジャンルだけ見てもかまいません。

なお、以下の動画はダウンロードが中止されたり、別のWindowが開いて動画が再生されることもあります。


ハマるポイント、聴くポイント

 

ハーモニーがよい、とにかくヴォーカルのハーモニーがグワ〜ンと前に迫る。

まずはこの曲、ROCKの醍醐味に触れる。
THE DOOBIE BROTHERS:TOULOUSE STREET

JESUS IS JUST ALRIGHT
この曲は近所迷惑にならないよう注意して、できるだけ大きな音で聞いて欲しい。曲がスローテンポに変わるまでは全身鳥肌の全力疾走ができましたでしょうか、これがROCKの醍醐味です。

Jesus is just alright with me.Jesus is just alrigh,oh,yeah! ....

と、お腹の中から息を吐き出しながら一緒に歌うと、日本人は息のスピードが遅いので英語の息使いの練習になります。聴くだけでも頭の中で英語のリズムが形成されると思います。この曲で日本語の五七五のようなリズムを身に付ければ英語圏の音楽がより近くに感じると思います。

このサイトは動画をはめ込むつもりはなかったのですが、時間のある方はちょっと聞いてください。仕事中の方は音量を絞ってください(とはいえ、この曲を聴いたあとはやる気が出ると思いますが)。

すみません、以下は動画サイトから削除されるかもしれません。

 

   


ちょっと話しはそれますが 英語がうまくなりたい人は『母音』を外してみてください。
例えばGENTLEMANはGNTLMNです。それと米英人になったつもりでカタカナ読み(特に発音)を一切信用しない!ことです。日本人はカタカナ語という置き換えられてしまった情報の中で育っているのであたりまえのことですよね。最近の日本人はCLUB(クラブ)の発音までも変です。

LISTEN TO THE MUSIC(右上)
軽快な曲でいかにもDOOBIEという感じがします。サイドギターのカッティングも軽快なのでギターをやっている人は手首を柔らかくしてチャレンジしてください。

Oh....Listen to the music .... という部分はDOOBIEらしいきれいなハーモニーですのでバンドをやっている人は課題にするものいいでしょう。

 

KANSAS:LEFTOVERTURE


CARRY ON WAYWARD SON
KANSASの名前を聞いて、おお〜っと思う人は相当きてます。

70年代にこのグループの曲が民間のFM曲で流れたときには仲間うちで騒然となりました。

必死になってこのグループは誰だ?と探しまくってKANSASにたどりつきました。

大音量で聴くのには申し分ないと思います。

 

 


 

ギターの音がかっこよい。GIBSON製ギターの太い音、Marshall(マーシャル)アンプの音を味わおう。

BOSTON:THIRD STAGE

BOSTONのアルバムは予算さえ許せば全部持っていてもよいと思います。左のアルバムはその中でも歌よし、演奏よし、レコーディングよしでかつ比較的癒し系の内容です。

AMANDA〜WE'RE READY
抜けの良いヴォーカルとギターのフレーズがとってもいいです、そして文句なしに前面に出てくるハーモニーは病みつきになると思います。

GIBSONのギターをMarshallのアンプにダイレクトにつなぐとこのような音が出ますが、BOSTONのサウンドはギターのE、A、D弦(太くて音が低い方の弦)の音が太くてしかも軽快なのでこのおいしい音を味わおう。レコーディングではテープドライブのディレイマシン(かつてはエコーチェンバーと呼ばれていた)を経由しているのが感じ取られます。ドラムも径の大きいタイコがしまりあるいい音で入っています。

MY DESTINATION


この曲はLPのA面で最終ですが、BOSTONのいいところが全て結集されています。本当にいい曲で朝晩の車通勤の中で毎日聴いていた時期がありました。もちろんドラムの低音部の迫力、ギターはMarshallをフルボリュームにした音でいきなりガーンと入ってくるところなど、演奏面での聴きどころも満載です。なぜかこのバンドとはかなりかけ離れたテイストのX-JAPANをちょっと思い出すところもあります。

A Man I'll Never Be

 

Don't look back



これらの曲は病みつきハーモニーと宙を舞うようなギターの太い音が聞き物なのです。

う〜ん、音のデータをパソコン向けにデータ変換(圧縮=間引き)するとギターの音がきゃしゃになり、音も後ろに引っ込むなぁ、、、ドラムもペタペタしているし。

この場ではクオリティより、とにかく無料で視聴できるだけでも儲けものと感謝しよう。本当に好きな人はやはりGIBSONの太い音をアナログレコードで思いっきり聴いてほしい(カートリッジはSHUREのM44-7あたりが安くて骨太サウンドです)。

 

More than a feeling


記事を書いているうちにあらためてBOSTONにハマりました。ついでにこの曲でもハーモニーと宙を舞うようなギターを味わってほしい。

 

FENDER製STRATOCASTER(ストラトキャスター)のいい音も楽しもう。
ストラトキャスターはアンプによってもハリがあって深みのある本当にいい音がするのですが、これは文章にならないので楽器編やアーチスト別アルバムのところでもガンガン紹介しようと思います。70年半ばにはビンテージもので枯れた音という表現もしました。

DEEP PURPLE:IN ROCK

BLOODSUCKER〜CHILD IN TIME
STRATOCASTER(ストラトキャスター)は時として突き刺さるような音を出します。それがここでは聞けるのです。

実は武道館でこのメンバーによる演奏を見ました。ストラトはレコード以上に耳に刺激的に突き刺さってきました。本当にドエライ音でした。

またSTRATOCASTERをツインリバーブにつなぐとソリッドで金属的な音作りにもなります。そこへもって暖かみもあるのですが、これも文章で表現のしようがないですね。枯れた音といえばとりあえずLYNYRD SKYNYRDSWEET HOME ARABAMAのイントロやDEREK AND THE DOMINOS:LAYLAに入っているBELL BOTTOM BLUES(途中のアドリブ)ような音のイメージとしておきますか。

以下の曲は枯れたストラトの音が楽しめます。

 

 

DIRE STRAITS:ALCHEMY LIVE(VHS VIDEO)

ロンドンの中心部にあるHUMMERSMITH ODEON(ハマースミスオデオン)でのライブです。ここのホールはいろんなバンドがライブをやっており個人的にも雰囲気は好きです。1994年に訪れたときには大好きなODEONではなくAPOLLOという看板がかかっていて寂しい思いをしました。
ODEON時代にはROBERT CRAY(1989年頃)を見にいきました。ホールのスケジュール表にはROBERT PLANTやWISHBONE ASHの名前があったように記憶しています。
ここではビデオテープの紹介になりますがこれは2枚組みのアナログLP盤でも出ていました。LP盤でさんざん聴いていたのでいざビデオを見るとメンバーの皆さんが若いのでびっくりしました。 

 

ONCE UPON A TIME IN THE WEST
ギターそのものはSHECTERというメーカーですが典型的なストラトの音と言ってよいでしょう。歪みのない、このソリッドな音を楽しんでください。録音状態も良く、のボブディラン的歌い方も面白いのですが、ダイアーストレイツはこの手の哀愁ある曲の方が好きなのです。

FOLLOW ME HOME
ビデオでは一番最後に入っていました。 これはアンコール曲でしょうか。 このライブの中で発見した曲なのですが明るくて人を前向きにさせるような感じで一番好きな曲となってしまいました。

 
LADY WRITER

上で紹介したビデオには入っていませんでしたが、なかなかマークノップラーらしいギタープレイが楽しめる曲です。

イントロのギターの音は典型的なストラトの音ですのでギターを弾く人はこのきれいな音がちゃんと出せるように攻略してください。

この音にハマるとストラトで歪んだ音を出すのがバカバカしくなります。あくまでも個人的ですが、、

 

 

ROY BUCHANAN(SWEET DREAMS)

懐かしいなぁ。この人の曲に聞惚れて30年以上は経っています。高円寺のロック喫茶でもよくかかっていました。

テレキャスターでとってもいい音を出すのはこの人の他にノーキーエドワーズがいます。ノーキーはモズライト以外にテレキャスターでもいい音を出しますので注目です。70年代後半からはプリテンダーズもなかなかさわやかな音を聞かせてくれます。

 


ベースのカッコよさにハマる、リズムが小気味よいのもポイント

LED ZEPPELIN II

THE LEMON SONG
ベースギターを担当する人はこの曲の途中にベースソロの部分がありますので、このフレーズをよく聴いてみよう。ジョンポールジョーンズの音楽性や才能、ベーステクニックのエキスが詰まっています。コピーするなり参考にしてみよう。THE LEMON SONGのベースワークはベーシストとしての教科書的存在になると思います。

こういった指の運び、そしてBLACK DOG(LED ZEPPELIN IV)の8ビートでありながらギターフレーズが少しずれて聞こえるような曲をバンドやっている人に宿題を与えてこっそりリズム感を試したことがあります。

単にリズムをキープするだけではなくミュージシャンとしての『ノリ』が大切な局面もけっこうあるのです。

故成毛滋(Dr.シーゲル)さんがよく言われていたことなのですが、日本の音楽文化は鼓(つづみ)でも分かるように、いよ〜っと言ってからポンと鼓を叩くまでの『間』というのがあって、これが8ビート中心で育った海外のミュージシャンにさせると今ひとつぎこちなさが残りました。
70年代の日本はフォークソングも盛んで、この頃は『間』のような感覚で日本語の字づらをそのまま歌う『字あまりソング』もヒットしていました。

日本はそういう歴史や時代環境があり、『ノリ』をこれから身に付けていかなければならない時期でした。Dr.シーゲルが言われるように正確なリズムやノリについてTHE LEMON SONGのようなベースを弾く人を日本で育てていくのは大変だなぁという話しをよくしたものです。

現在では洋楽があふれ、リズム感も同時に育てられるのであまり心配する必要はないかもしれません。また音楽をパソコンで作成する環境も普及し、ソフトが無機質にリズムをキープするため、日本語で字あまりになる部分などは早口であわせなければしょうがなくなっています。これはリズム面では何とか合うのですが逆に情緒に乏しく、何となく安っぽい感じがし、痛し痒しといたっところです。

ERIC CLAPTON:ONE NIGHT

COCAINE(コケイン)
なぜかベースを聴いて欲しいカテゴリーにERIC CLAPTONが登場。上記のTHE LEMON SONGで日本人にとって耳の痛い話しをしましたが、それはこの曲を聴けば納得するかもしれません。

COCAINEの中半からやたらベースギターのカッコよさが目立つのです。それは決して派手なプレーはしていないのですがベースラインだけでも弾むように躍動し、ノリノリなのです。聴いている人の体が自然に動いてしまうのです。

ERIC CLAPTON以上にこの曲の主役になっていると思いましたのでここで取り上げました。ベースがこういったプレーをしてくれればERICも演奏途中にタバコに火をつけたり、飲み物を飲む時間がとれるのだなぁと勝手に想像します。

こういったノリの演奏ができればベーシストとして一流ですし、楽器を演奏しない人でもプレーヤーの気持ちを汲み取り、聴いているだけでも躍動感やROCKの醍醐味を味わえるのではないかと思います。ちなみにERIC CLAPTONのギタープレイについては今さら言う必要はないので十分楽しんでください。

お手持ちのオーディオに自信がない人はヘッドフォンで聴いてみてください。ここではTHE LEMON SONGCOCAINEを取り上げましたがこれは氷山の一角です。このホームページのアーチスト別アルバム紹介のところでカッコいいものがあればいろいろ紹介していきたいと思います。

 


 

60年代にタイムスリップする、いい曲だなぁ。60'sにハマる。

THE WALKER BROTHERS

THE SUN AIN'T GONNA SHINE ANYMORE
この曲は1966年のものです。この曲を聴くと60年代の懐かしい時代にタイムスリップしたように戻れるのです。東京ではまだ路面電車が走っていたあの頃でしょうか、哀愁のある本当にいい曲です。声もいいし歌もウマいです。

これはDVD等による映像もあると思いますのでお薦めします。渡英後にテムズ川ほとりで撮影した映像だと思うのですが白黒映像というのが何ともいいです。あの時代に触れられなかった人も心が癒されるのではないかと思います。

 

仕事中の方は音量を絞ってください。感動しましたら上司に報告してください(このホームページを見ている人の場合、部下に報告かなぁ)。



THE KINKS(キンクス)

YOU REALLY GOT ME
写真はTHE KINKS(キンクス)、下のTHE TROGGSもそうですが涙が出るほどカッコいいと思うのは私だけでしょうか。60'sを語るにはこの頭、おそろいの制服、そして高い位置に構えたギター、これらが基本ではないでしょうか。染毛やヒゲもいりません。観客の声が黄色いのも特長です。

ズボンは細めの短か目でお願いします。決してふかわりょうがバタやんのマネをしているのではありません。EDWARD VAN HALEN(ヴァン・ヘイレン)がこの曲をカバーしヒットしましたが、いまだに現役のキンクスがライブで『それではヴァンヘイレンでお馴染みの曲、、、』というギャグでウケるのも面白いと思います。

 

Sunny Afternoon
KINKSはヒット曲を多く出していますが、個人的にはこの曲が好きです。アナログレコードのライブアルバムがとってもいいのですがプロモーション映像もなかなかです。

Sunny Afternoonというタイトルで歌詞をよく聞くとin summer timeとか言っているではありませんか。それなのに映像は雪の中で、寒そうなのはなぜでしょうか。

エド・サリバンショーなどで彼らは悪ふざけをするのですが、このジョークが理解できるともっと楽しいと思います。

 


THE TROGGS(トロッグス)

WILD THING
こちらはTHE TROGGS (トロッグス)、ここまでくれば60'sオタクの領域を超えた聖域ではないでしょうか。
この衣装いいなぁ、カッコよすぎです。
ホームページを60's色に変えたいくらいワクワクします。写真はWILD THINGの1シーンですがジミヘンもこのひねくれた音楽のTHE TROGGSが好きだったんでしょう。

ベースの人はエレキの若大将に出てくるジェリー藤尾さんに雰囲気が似ています。

以下の映像も仕事中の人は音量に注意。

 

手前のおネエさんがとってもいい味出しています。

 

PROCOL HARUM(プロコル・ハルム)

A WHITER SHADE OF PALE(青い影)
う〜ん、これも素晴らしい曲だなぁ。人生を前向きに生きるエネルギーのようなものを与えてくれます。有名な曲なのでほとんどの人はご存知かと思いますがまだ聴いたことがない人は是非一度聴いてください。70年代のヒット曲特集などで安く入手できると思います。 写真のCDはBritish Airwaysの機内販売で買ったものなので市販されていません。これはレーベルを問わず70〜80年代の音楽が満載されており思わず買ってしまいました。

A WHITER SHADE OF PALE(青い影)の他にはTHE ZOMBIESやTHE KINKS、GARY MOOREなどが入っていました。こういう面白い商品があったので取りあげてみました。

そういえば、電子オルガン教室でこの曲を練習曲に使っているところも多いと思います。是非歌も練習して欲しいですね。



黒人特有のノリのいい曲、明るい曲にハマる。

黒人は長い間人種差別を受けてきた暗い歴史がありますが、陸上競技や音楽の世界では圧倒的に優れた能力を発揮し、白人とてマネのできるものではありません。白人も音楽が好きなのでそういうコンプレックスがあったのでしょうか(?)。それを感じさせるシャレにならない、いい曲がいっぱいあります。70年代はEarth Wind & Fireや Stevie Wonder、James Brownなどがメジャーにヒットしてきましたが、ここではちょっとハマりものを紹介します。

70年代後半からいつのまにかブラコン(Black Contemporary)と呼ばれ市民権を得ました。しかし単に流行りや一過性のもので済ます訳にはいきません。

KOOL & THE GANG

Ladies Night Live

この人達もいつの間にか年をとりました。こちらの映像は比較的に新しいのですが、メロディや曲の構成、特にハーモニーは白人を初め日本人にもなかなかマネができないので嫉妬してしまいます。

どこからこういうメロディが生まれるのか本当に不思議です(特に後半のハーモニーに注目)。

振りも楽しいです、続きはDVDでお楽しみください(是非大型スクリーンで、、)。

 

KC And The Sunshine Band

Shake Your Booty

これも確実にハマる。1974年ぐらいのDISCO HITSという感じでしょうか。

That's the way I like it という曲がヒットしたKC And The Sunshine Bandですが、個人的にはこの曲の方が好きです。

実は黒人が歌っているのだと思っていました。黒人と白人がうまく組み合わされたとても雰囲気のいいバンドです。大好きだったKCサンシャインの映像が手軽に見れるいい時代になりました。

何かあればまた追加することにします。

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